『海の声』は明治四十一年七月に若山牧水が自費出版で刊行した処女歌集である。明治三十九~四十一年の三年間の四百七十五首が収められている。 リンク 若山牧水『海の声』 白鳥しらとりは哀しからずや空の青海のあをにも染まずただよふ 若山牧水『別離』における旅中詠への一考察 -〈生命〉への凝視の視点から- 台湾大学 院生 王瑋婷. 岡井 隆(おかい たかし、1928年(昭和3年)1月5日 - 2020年(令和2年)7月10日 )は、日本の歌人・詩人・文芸評論家。 未来短歌会発行人。 日本藝術院会員。 塚本邦雄、寺山修司とともに前衛短歌の三雄 …
一、はじめに 若山牧水は、尾上柴舟が「そのかみの西行芭蕉良寛の列に誰置くわれ君を置く」と詠じ たように、旅の歌人として知られている。 『海の声』『別離』『黒松』 ... 『酒を一日一升吞むという噂の酒豪の歌人で、仙人めいた雰囲気と酒好きらしい豪快さを併せ持つ。酒ばかり飲んでいるせいか体がいつも熱っぽい。 1908年(明治41年)に歌集「海の声」を刊行、自然の大胆なとらえかたに加えて、旅・酒・恋を抒情(じょじょう)豊かに詠う歌風は、1910年(明治43年)の「別離」において一気に開花しました。
海が深々と続く中を、それらの色にも染まる事なく 漂って(飛んで)いることだ。 〈出典〉 明治40年(1907)『新声』初出(作者22歳) 『海の声』収録、明治43年『別離』にも収録 〈主題〉(感動の中 … タイトル画像 kalas.jp 毎日更新 ~海を愛した歌人、牧水の作品~ 山越えて 空わたりゆく 遠鳴(とほなり)の 風ある日なり 山ざくら花 (『海の声』若山牧水) <感想> 春の季節、今日も、また、山を、仰ぎ見る。 山桜の花が、山の全体を包み込んでいる。