続いて、小選挙区比例代表並立制の特徴といくつかの問題点について説明します。 2-2-1: コスト削減効果. 今回は、国会の二院制の意味について考えます。衆議院は短期的な国民の視野から、参議院は長期的な視野からそれぞれ審議にあたることができると考えられています。はたして、参議院に存在意義はあるのか? 世界の議会事情も調べてみましたのでぜひ参考にしてみてください。 法と2017.11No.394 4 1 『朝日新聞』(平29.5.9) 2 棚村政行・中川重徳編『同性パートナーシップ制度 世界の動向・日本の自治体における導入の実際と展 望』(日本加除出版、平成28年)i頁 3 「性的指向及び性自認を理由とする偏見や差別をなくしましょう」法務省ホームページ なお、問題点の細かな項目は、現状の選挙制度に依存しているので、削除してある。 衆議院議員の選挙制度における主な問題点(再検討版) ・☆:1票の格差:議員の決議投票権を有権者に換算すると数倍の … 2-2:小選挙区比例代表並立制の特徴・問題点. 皆さんご存知でしょうが、現在の衆議院選挙は小選挙区比例代表並立制で行われています。これは全国の議席を480議席に分け、それを小選挙区300、比例区180に割り当てるものです。そして小選挙区では勝者である一人にのみ議席を与え、比例区では各比例ブロックごとに政党名を書いた得票に応じて議席が割り振られます。それが現代日本の衆院選の選挙システムになりますが、このシステム、素人目に見ても大きな問題があ … 後期高齢者医療制度 問題点と改善点、そして闘いの進め方 公益財団法人日本医療総合研究所 研究研修委員 寺尾正之 1、後期高齢者を差別する制度――その根拠 (1)制度に個人単位制が持ち込まれ、新たな保険料負担が発生