2017年6月、10年ぶりとなる南硫黄島の自然環境調査が行われました。実施者は、東京都、首都大学東京及び、日本放送協会(NHK)の3者(共同調査)です。また、この調査には、多くの組織、個人が参加、協力しました。 第1集の舞台は、東京都心から南1300kmに浮かぶ絶海の孤島、南硫黄島だ。海は荒れ、四方は断崖絶壁に囲まれているため、簡単に近寄ることはできない。今回、特別の許可を得た科学調査隊が、ドローンも駆使した島の本格的な探検を初めて敢行。 ほとんど人間が立ち入ったことがない南硫黄島に12日間調査で滞在できる! 調査の見込みが立ったとき、話を聞いた関係者は色めき立ちました。北緯24度13.7分、東経141度27.7分。行政区分としては小笠原村に属する無人島です。小笠原諸島の中心となる父島自体、東京から南南東に約1000キロ、南硫黄島は父島からさらに約300キロ南にある正真正銘“絶海の孤島”です。 小笠原諸島は独自の自然を持ち、主要な島では自然に関する調査も進んではいたものの、南硫黄島は、1936年と1982年の2回しか調査が行 … ラン科クモキリソウ属の一種を発見しました。 葉の形やDNA情報から、シマクモキリソウもしくは未記載種であると考えられています。シマクモキリソウは戦前には父島にて記録が残っていますが、1982年の南硫黄島調査以来、記録が無かった幻の植物です。南硫黄島では35年ぶりの再発見、79年ぶりの標本採取となり、現在、国立科学博物館で同定作業中となっています。 様々な視点からの南硫黄島についての講演を一度に聴くことができます。 調査隊が命がけで体験・調査した厳しくも美しい原生自然の魅力を感じてください。 南硫黄島(みなみいおうとう)は、小笠原諸島の火山列島の一部をなし、東京都 小笠原村に属する無人の火山島。 東京都区部の南約1,300km、硫黄島の南約60km、グアム島の北約1,320km、火山列島(硫黄列島)の最南端に位置する。 面積3.54km 2 、周囲約7.5km。. 今回は調査に携わった研究者だけでなくサポートメンバーも再集結し. エコシステムマネジメント室の朱宮が参加してきた10年に一度の南硫黄島の自然環境調査。すでにこれまでお伝えしたものもありますが、改めて全日程をまとめました。(調査結果は、現在、データ整理中なので、整理ができましたらまたご報告します) 東京都は、首都大学東京及び日本放送協会(nhk)との共同研究で、世界自然遺産に登録されている小笠原諸島南硫黄島において、平成19(2007)年以来10年ぶりの自然環境調査を実施しました(調査期間は平成29(2017)年6月13日から6月28日まで16日間)。