1.2 労働・雇用環境 (1)全般的な就職状況 労働人口と失業率(表1および表2参照) 南アフリカにマンデラ政権が樹立されて以後初めて行われた1996年の国勢調査によると、南アフリカの労働人口(15歳から65歳までの経済活動に従事可能な人口)は、およそ1,380万人である。 失業率はかなり高く、2017年が27.5%となっている。2010年ごろから起こったグローバルな経済危機は南アフリカ経済にも大きな影響を及ぼし、このことから高失業状態が続いているといえる。特に若い人の失業率が非常に高い状態だ。
失業率は、1994年当時とほとんど同じくらい高いままだ。35歳未満の半数以上が失業している。ケープタウン大学の調査によると、黒人の中産階級は膨らんだものの、まだ全黒人の約10%にすぎない。
本日、南アフリカ政策金利登場!発表時間は・・ 南アフリカ政策金利据え置き!ランド2.29%下落; ランド回復!ラマポーザ大統領の1000億ドル投資目標・・ フィッチ社!南アフリカgdp低下の可能性を示唆・・ 南アフリカ失業率悪化! 南アフリカ共和国 - 668 - 表-2 我が国との関係 指 標 2007年 1990年 対日輸出 (百万円) 908,616.41 267,854.92 貿易額 対日輸入 (百万円) 541,726.78 213,741.19 失業率は非常に高く、定義にもよるが、25~26%に達しており、就労意欲を失った労働者を含めた場合には失業率は40%にものぼる。政府統計によれば、南アフリカには450万人の失業者がおり、さらに230万人が「就労意欲を失った」労働者と分類されている。